図録・薩摩刀と鐔/福永酔剣/限定800部/内容をできるだけ豊富にかつ変化あらしめるため鹿児島まで四回も飛び写真や押形を収集した

商品説明
図録・薩摩刀と鐔/福永酔剣/限定800部/内容をできるだけ豊富にかつ変化あらしめるため鹿児島まで四回も飛び写真や押形を収集した

昭和45年 361P 限定800部 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

あとがき
拙著 『薩摩の刀と鐔』が同書刊行会(岩切安義・松元忠富・村山繁男・山之内伸の諸氏) の手によって、出版されたのは、昭和四十年の夏だった。幸 いご好評をいただいたが、押形や写真は縮写して、口絵程度だった。それで刀剣社から、 「押形集をつけて再版しませんか、うちでやりますよ」 とまで言っていただいたが、時期尚早と思ったので、そのまま見送っていた。
ところが、一昨年の暮れ、山之内伸氏から催促された。
「もうヨカでしょう。押形集を作って下さいよ。出版は刊行会で引受けますからー」
そこまで言われると、男子たるもの、意気に感せざるを得ない。 内容をできるだけ豊富に、かつ変化あらしめるため、写真や押形収集のため、鹿 児島まで四回も飛んだ。その話を耳にした雄山閣の芳賀編集長から、
「刊行会の方々が応援して下さるなら、うちから出しましょう」
と、積極的な提言があった。 そこで、そのご好意によって、本書の刊行が実現したわけである。よって、『生みの親、とも言うべき以上の諸氏に 対して、心から深甚な謝意を捧げる。

なお、金丸知事から題字をいただいたほか、押形や写真の収集にあたっては、刊行会のかたはもちろん、地元では谷口魁・柚木寿敏・橋口栄三・ 田野辺道宏・和田俊二・廻平蔵・三反田実・萩原武利、宮崎では赤星福男・星加哲見、京阪では木原刀外、東京では吉川賢太郎・柴田光男・恩田繁 などの諸氏のほか、資料所蔵の方々から、絶大なご援助・ご協力をいただいた。従って本書はこれらの方々との共著とも言うべきもので、そのご好 意は私の生涯、忘れることのできないところである。 以上、刊行にあたり、改めて感謝の意をのべ、あとがきとする。

昭和四十五年正月
著者誌

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